**【第2週】まこぱんだの北陸ガイド

まこぱんだの北陸ガイド 特別編 / 河田ふたばさんの氷室まんじゅう


江戸時代、加賀藩は雪を凍らせた氷を幕府に献上していたことから、庶民の間で広まった「氷室まんじゅう」。あちこちの和菓子屋さんで作っている中から、今回は石川県小松市の河田ふたばさんの氷室まんじゅうをご紹介します。

2020年7月31日(金)のラジオ「Colorful Radio」(調布FM)でご紹介します。

7月1日は「氷のついたち」

石川県の主に加賀地方では、7月1日を「氷のついたち」として、「氷室まんじゅう」と呼ばれる酒まんじゅうを食べる風習がある・・・ということを、ラジオ職人である友人から教えてもらい、「到着したその日に食べて」という念押しとともに、今年も氷室まんじゅうを送っていただきました。

江戸時代、加賀藩は雪を凍らせた氷を幕府に献上していたそうで、その氷が無事に届くようにと供えられた氷室まんじゅうは、氷室の節句に大切なものの無事を祈り、無病息災を願って食べるようになったそうです。

湯涌温泉観光協会のホームページによると、

夏七月一日、金沢では「氷室の日」と呼ばれおります、藩政時代には旧六月朔日を「氷室の朔日」と呼んでおり、毎年冬の間(大寒の雪)に白山山系に降った雪を氷室に貯蔵し、六月朔日になるとこの雪を「白山氷」と名付け、桐の二重長持ちに入れて江戸の徳川将軍へ献上していた。

https://yuwaku.gr.jp/himuro/ (湯涌温泉観光協会ホームページ)

昔は「氷」が貴重品で、町民に氷を食すことが許されても、そうそう口にすることは出来なかったということから、氷の代わりに麦で作った「氷室饅頭」を食べて無病息災を願う習慣ができ、その習慣が現在にも残されているとのこと。

加賀藩であった地域では、現在でも7月1日を中心にあちこちの和菓子屋さんで「氷室まんじゅう」を出しているとか。
静岡生まれ千葉育ち(現在、東京)の私にはなじみのない習慣なので、最初に「氷室まんじゅう」と聞いたときは、全然わかりませんでした。

創業65年以上続く和菓子店・河田ふたばさんの氷室まんじゅう

前に、河田ふたばさんのお菓子を送ってもらったことがあります。

素敵なおやつタイムを楽しみました♬

本当はフルーツ大福が食べたかったんだけど・・・それは送れないということで、小松に行ったら食べるものとして、ひそかに私の中でリストアップされています。

そのあとに「氷室まんじゅうがあるんだけど、食べる?」と連絡が来たので、送っていただきました。

絶対、到着した日に食べて。

と、何度も念押しされていたので、今回は氷室まんじゅう(緑)をお願いしました。写真撮るなら全色欲しいところだけれど。

氷室まんじゅうの色は「赤(桃)・白・緑」があるそうで、色の由来はどうやらひな祭りの菱餅と同じようです。
(赤=魔除け/桃の花をイメージ、白=子孫繁栄、長寿/清浄、純白の雪をイメージ、緑=厄除け/健康、新緑をイメージ)

酒まんじゅうを食べることがほとんどない私。
下戸ではないので、香りで酔っ払うことはなかろう(と思う)。

ということで、実食です。

包みを開けてみると、ふわ~っと甘酒っぽい香り。
最近、甘酒が飲めるようになったので、香りで酔っ払うことはなし。
(それ以前にアルコールが飛んでるはず)

左が氷室まんじゅう、右が黒糖まんじゅう。生地のふかふか感がわかりますよね。
アップにしてみると、さらによくわかる “ふっかふか”な生地

ふっかふかな生地をほおばると、さらにお酒のいい香り。
かみしめると、さらに味わい深い。
ほわっと鼻を抜けるこの香りが、クセになりそうです。

河田ふたばさんのFacebookページを拝見したのですが、そちらに書いてある内容をご紹介すると、【米麴】【加賀丸いも】を使用したもっちもちの自然の味わいが特徴なのだそうです。

【米麴】は白山市 木村屋麴店さん、【加賀丸いも】は能美市 岡元農場さんのものを使用しているとのこと。

そこに桜生水(さくらしょうず)の名水が加わります。
水が美味しいって、最強ですよね。

ちなみに、中の餡はなめらかな「こしあん」です。
この餡も美味しい♬

ひとつひとつ手包みで丹精込めて作る、河田ふたばさんの「氷室まんじゅう」。
蒸したては、さらに美味しいそうですよ~。
これは、氷室まんじゅうの時期にお店に行かねば!!

河田ふたばさんのお店情報

2020年7月 純太郎さん撮影(お店の方には許可もらってます)

河田ふたばさんは、昭和27年創業で65年以上も続いている和菓子屋さんです。
夏には溶けにくいように「葛」を使った「葛ごおり」というアイスキャンディー(食べた純太郎さんからの話では、ホントに溶けにくいそうです)、季節のフルーツを使った大福なども人気なんです。

フルーツ大福は送れないということなので、小松に行ったら買いに行きたいと思います。

<店舗情報> 河田(こうだ)ふたば  さん
住所:石川県小松市河田町リ92番地
電話番号:0761-47-2065
営業時間:平日 9:00~18:00 土日祝 9:00~17:00
定休日:毎週水曜日、第2・第4火曜日
ホームページ https://kouda-futaba.com/
Instagram https://www.instagram.com/kouda__futaba/
Facebook https://www.facebook.com/kouda.futaba/

<店内ギャラリー> Photo by しゃべくり亭純太郎

石川県の農家と和菓子店有志が取り組む「農菓プロジェクト」。
石川の夏のお菓子として【夜舟】を制作。
2020年は、河田ふたばさんでは「枝豆と五郎島金時芋の夜舟」を制作されたそうです。

詳しくはこちら ⇒ http://ishicolla118.blog96.fc2.com/blog-entry-3920.html

ちなみに【夜舟】とは、「おはぎ」の夏の名前。
諸説ありますし、地域によって言葉の使い方が異なりますが、「季節ごとの呼称」では、

春 ⇒ ぼたもち(春の彼岸に、神仏や先祖への供物とされた小豆餡の様子を、牡丹の花に見立てたことから)
夏 ⇒ 夜舟(ぼたもちは「ペッタン、ペッタン」という音を出さずに作ることができ、隣に住む人には、いつ搗いたのか分からないことから)
秋 ⇒ おはぎ(小豆餡の様子を秋の彼岸の時期に咲く萩の花に見立てたことから)
冬 ⇒ 北窓(「搗き知らず」→「月知らず」と言葉遊びをして、月を知らない、つまり月が見えないのは北側の窓だ、ということから)

とのこと。今は春と秋の呼称しか知らない方も多いと思いますが、風流な夏と冬の呼称も知っておくといいかも。

<放送日時と放送局、聴取方法>

2020年7月31日(金)20時30分~20時45分 調布FMで放送の「Colorful Radio」でご紹介します。

調布FMは、 83.8MHz
調布市・狛江市の全域、 三鷹市・世田谷区・川崎市多摩区・稲城市・府中市・小金井市・武蔵野市の一部で受信可能

受信できない地域では、サイマルラジオまたは リスラジ で「調布FM」を選択し、放送時間にアプリを再生していただくと、お聴きいただけます。

*2020年8月25日(火)「Sparkle Express」 20時~敦賀FM
 再放送:2020年8月26日(水) 20時~敦賀FM
 8月にご紹介する「北陸ガイド」と一緒にご紹介する予定です。

【聴取方法】

<敦賀FM> 77.9MHz http://harbor779.com/
放送受信エリア:福井県敦賀市
受信エリア以外では、「Listen Radio(リスラジ)」を利用してお聴きいただけます。
パソコン → Adobe Flash Playerが必要です
スマホ・タブレット → アプリが必要です(App Store / Google Play)


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