私が実際に行った・食べた・買ったものをご紹介する「北陸ガイド」。
今回は富山県南砺市にある越中一宮・高瀬神社に行ってきた話。
コスモスウォッチングの帰りに
2018年10月に砺波・夢の平スキー場で行なわれていた「コスモスウォッチング」に行った帰りに見つけて立ち寄りました。

一本道の先に見える鳥居。
そこに高瀬神社がありました。
南砺市は、富山県南西部にある、岐阜県と石川県と隣接する、山寄りのエリア。
五箇山を中心とした山岳部と、砺波平野の南部で構成された中で、
高瀬神社は、山の方ではなく砺波平野の方にあります。

砺波平野に佇む越中一宮・高瀬神社
高瀬神社は、縁結びや国土開拓、医薬医療の神である「大国主命」をお祀りしています。

境内・ご神前にある「なでうさぎ」は、神話「因幡の白兎」にちなんで、自分の体の中で癒していただきたい部位とおなじ箇所を、お願いしながらなでると、神様からのご加護が得られるといわれています。
因幡の白兎では、ワニを騙して皮を剥ぎ取られたことが発端。
うさぎさんも大国主命である「だいこくさま」の優しさに触れて、「だましちゃいけないな」と気持ちを改めたのだそう。
「いなばのしろうさぎ」のお話しはこちら (出雲大社HPより)

特に体で癒したい場所がなくても、なでうさぎさんに触れて、自分の心に素直になる。
そんなひとときにするのもいいですね。
高瀬神社に行ったときに「なでうさぎ」さんの写真を撮り忘れていました。
次回は撮りたいな。

大国主命とともに祀られているのが、無病息災・延命長寿の神様である天活玉命(あめのいくたまのみこと)、林業の神様で、厄除けの神様でもある五十猛命(いそたけるのみこと)。
そのほか末社があり、その中に「風宮」があります。
山麓から吹き下ろす強い風が家屋や農作物に被害を与えることも多いそうで、風の神様である級長戸辺命(しなとべのみこと)をお祀りされています。
そのほか、神明宮・稲荷社・天満宮があります。
時間に追われて、心身共に疲れている・・・という方に、1時間だけでもゆっくりと過ごしてみていただきたい、落ち着きと穏やかさのある神社です。
心にゆとりがないと、人にも自分にも優しくできませんし、もしかしたら、そのしっぺ返しが人によっては「病」として出てくるのかもしれません。
高瀬神社へのアクセスと、井波エリア
高瀬神社は、合併した南砺市の中の「井波」エリアになります。
井波といえば、有名なのが木彫り。
このときは時間がなかったのでゆっくり見ることが出来ませんでしたが、次回南砺方面に行く時は、井波彫刻も見て回りたいと思います。
いなみ木彫りの里も楽しそう!
高瀬神社で清々しい気持ちになってから、井波で彫刻に触れたり、いなみ木彫りの里で「木」に触れる。
心を緩ませるショートトリップ。
コロナの心配なく移動出来るようになったら、このルートで行ってみたいと思います。

高瀬神社へは、
JR城端(じょうはな)線 福野駅で下車してタクシーで約7分、
北陸自動車道 砺波IC、東海北陸自動車道 福光ICからそれぞれ約15分。
駐車場は、神社の隣にあります。
今回は、南砺市にある越中一宮・高瀬神社をご紹介しました。
お参りの際は、密を避けて、安全に気をつけてお参りくださいますよう、お願いいたします。
※補足
越中国には、一の宮が4社あります。
今回ご紹介しました高瀬神社のほか、高岡にある射水神社、同じく高岡にある気多神社、立山の雄山神社です。
◆ 高瀬神社
https://www.takase.or.jp/index.html
◆ 南砺市観光情報サイト
旅々なんと https://www.tabi-nanto.jp/
行ってみて「いいな~」と思ったら、「南砺市応援市民」になりませんか?
実は、私も南砺市応援市民です(出身者でも、住んだこともありませんが)。
移住をしなくても、南砺市に遊びに行ったり、特産品を購入したり、クラウドファンディングに参加したり。
みなさんの「できること」で応援することができます。
詳しくは、こちらから。

*2020年12月22日(火)「Sparkle Express」 20時~敦賀FM
再放送:2020年12月23日(水) 20時~敦賀FM
【聴取方法】
<敦賀FM> 77.9MHz http://harbor779.com/
放送受信エリア:福井県敦賀市
受信エリア以外では、「Listen Radio(リスラジ)」を利用してお聴きいただけます。
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