富山県にすっごい大きなスイカ(西瓜)がある、ということを教えてもらったことがあるのですが、実際に見たことがなかったですし、食べたことがなかったので、お取り寄せしてみました!!
想定外にもほどがあるサイズと美味しさでしたよ。
想像以上のサイズとみずみずしい甘さ
届いてビックリ。届けた宅配業者さんもビックリの重さ。
まさかこの箱に西瓜が1個だけとは思うまい。

ラグビーボール?!楕円型です。
「重いですよ?!」と宅配業者さんに心配されつつ、とりあえず玄関に置いていただきました。
その後、箱ごと持っていくのは無理だと判断して、その場で箱を開けて出すことに。

ワラかぶってる・・・
縄をかけていますが、それは一体・・・
そして気になる「重さ」を測ってみました。

確かに注文するときに小さめを選んだような気がしますが、それでも15kg越え!!
入善ジャンボ西瓜の重さの平均は20kg だそうですので、その中では軽い(小さい)方だったということ。
箱から出してみたら、こんな感じでした。

大きさを比較できるものと一緒に撮れば良かった・・・
ちなみに西瓜の上と下を支えているのが「さん俵」で、西瓜を保護するために縄で縛りつけています。
この「さん俵」も生産農家さんが西瓜農業の閑散期に編み上げているそうです。
西瓜を箱から出すときに「さん俵」と縄で保護されているから、取り出しやすかったのかもしれません。
もし西瓜の周りに梱包材だったとしたら、箱から出して持ち上げづらかったでしょう。
西瓜づくりの始まり
入善町がある黒部川扇状地は水はけが良いため西瓜の栽培に適していることから、室町時代から西瓜の栽培が行なわれていたそうです。
明治10年頃に、さらに甘い西瓜を希望する消費者の声に応えて、大型で楕円形の実をつけるアメリカ産の「ラットルスネーク種」を栽培したところ、黒部川扇状地と相性が良いことから生産が拡大され、大正から昭和15年頃まで、黒部川流域一帯は日本一の西瓜産地として名声を高めました。
しかし、戦時中の作付転換や消費者の嗜好の変化により西瓜の農地が激減。昭和57年に「入善ジャンボ西瓜」と名称を変え、交配等の努力の末に「より大きく、より甘い西瓜」として知られるようになったとのことです。

甘くて、とてもジューシーでみずみずしい
カットした西瓜を味見してみました。
甘みがあるけれど、スッキリして、しかもみずみずしい!!
これをスイカジュースにしたら、いくらでも飲めそうなくらい。
ジャンボ西瓜入刀の儀をひとりでやりましたが、ここまで大きいものを切ったことがないので、少々苦戦しましたが、切っても切っても「まーだ大きい!!」西瓜にワクワクしつつ、今回は16等分してラップしておくことにしました。

半分は近所に住んでいる私の実家へ。
すぐに食べきれない分は、皮から切り離して一口サイズにカットし、種を取り除いたらフリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。
暑い時には、アイス代わりに口へ放り込んだり、グラスに2つほど一口サイズの西瓜を入れて炭酸水を注いでみたりして楽しみました。
地域のブランドへ
入善ジャンボ西瓜は、他の西瓜のように「接ぎ木」ではなく「種」から育てています。
ひとつの株にひとつだけ実がなるように、手間をかけて栄養を集中させることにより「大きくて甘い」西瓜になります。
入善といえば「ジャンボ西瓜」ということで、平成19年2月に特許庁の「地域団体商標 (地域ブランド)」に認定され、平成29年12月には農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に認定されています。
どちらも富山県内での登録第一号でした。
GIマークは届いた西瓜に付いていましたよ。

黒部の恵みを取り込んで
入善ジャンボ西瓜の産地である富山県下新川郡入善町は、海と川と山に囲まれた町。
黒部川の扇状地にあり、豊富な伏流水に恵まれています。
海岸近くには、国内では珍しい平地の湧水地帯に生育する唯一のスギ林として国指定天然記念物に指定された「沢スギ」があり、沢スギの林内の湧水は黒部川扇状地湧水群として全国名水百選の一つに選定されています。
海洋深層水で牡蠣を養殖していることから、牡蠣が一年中「旬」なのだとか。
入善町は通っただけで、まだ町の中を散策していないので、コロナが終息したら行ってみたいと思います。
入善町観光物産協会のホームページ http://www.nyuzen-kanko.jp/
スイカの王様?! ジャンボ~ル三世
入善ジャンボ西瓜に貼られたシールを見ると、スイカのキャラクター??王様です。偉い人のようです。
この王様は、入善町をPRするマスコットキャラクター「ジャンボ~ル三世」。
入善町の特産品が大好きな王様です。
ジャンボ~ルのお城 http://www.nyuzen-kanko.jp/nyuzen_oukoku/
王様セレクト(?!) SHOPでは、ジャンボ~ル三世グッズを購入できます。
カワイイグッズがいっぱいありますよ。
https://osama.shopselect.net/
入善ジャンボ西瓜の旬とお取り寄せ
今回ご紹介した「入善ジャンボ西瓜」は、JAみな穂 オンラインショップで購入しました。
ほかにも西瓜農家さんから直接購入する方法もあります。
西瓜の旬は、7月下旬から8月上旬です。
来年も買い忘れないように、手帳にメモしていますよ。
今年は販売終了していますが、みなさんも美味しくて、大きさと重さにビックリする入善ジャンボ西瓜を、来年味わってみてください。
すぐに食べきれない分は一口サイズにカットして種を取り除いておけば、冷凍してシャーベット代わりになりますし、ジューサーをお持ちの方はスイカジュースにして召し上がるのもいいと思います。
来年の夏、親戚が集まるところでみんなで食べてもよし、近所の仲良しさんとシェアしてもよし。
この美味しさは、知らないと一生の損ですよ。
そして西瓜の皮が大量に出ますが・・・西瓜の皮(白い部分)には栄養がたっぷりあるということで、こちらも活用したいですね。
https://services.osakagas.co.jp/portalc/contents-2/pc/ecowaza/ecowaza131.html
レシピはこちらも参考に。
https://macaro-ni.jp/76436
西瓜の保存放送などをまとめてある記事はこちら
https://furunavi.jp/discovery/product/202104-product-watermelon/
来年もやっているといいな♡ 入善ジャンボ西瓜を使ったパフェ
https://bibibi-juruli.com/archives/168
年々暑さが増していっているのではないかと思うほど【酷暑】となっている日本の夏。
来年の夏は「入善ジャンボ西瓜」で適度に体を冷やしつつ潤し、元気に夏を乗り切りましょう。

記事参考URL
越中富山食の王国 https://shoku-toyama.jp/product/10318/
放送予定
ラジオ「Colorful Radio」での放送は、2021年9月10日(金)20時30分~ 調布FMにて。
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調布FMは、 83.8MHz
調布市・狛江市の全域、 三鷹市・世田谷区・川崎市多摩区・稲城市・府中市・小金井市・武蔵野市の一部で受信可能
受信できない地域では、サイマルラジオまたは リスラジ で「調布FM」を選択し、放送時間にアプリを再生していただくと、お聴きいただけます。
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*2021年9月28日(火)「Sparkle Express」 20時~敦賀FM
再放送:2021年9月29日(水) 20時~敦賀FM
【聴取方法】
<敦賀FM> 77.9MHz http://harbor779.com/
放送受信エリア:福井県敦賀市
受信エリア以外では、「Listen Radio(リスラジ)」を利用してお聴きいただけます。
*パソコンでもお聴きいただけます
*スマホ・タブレット → アプリが必要です(App Store / Google Play)
いずれも「北信越-敦賀FM」を選局し、放送時間に再生すると聴くことができます