「ぶらり、まこさんぽ」では、まこぱんだがてくてくお散歩した場所をご紹介しています。
第1回目は、まこぱんだの氏神様である「多摩川浅間神社」に、ぶらり、まこさんぽ。
鳥居をくぐって左手の手水舎の奥、多摩川に面して「見晴らし台」があります。
広々とした空間と川のせせらぎ、風を感じられる場所です。
川の向こうにそびえるビル群は、武蔵小杉の高層マンションなど。

田園調布一帯の守り神・多摩川浅間神社
浅間神社とついているように、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)をお祀りする神社です。
東急東横線・多摩川線・目黒線の多摩川駅から歩いてすぐ!!
木花咲耶姫をお祀りしている神社なので、「浅間(せんげん)造」が特徴。
木花咲耶姫とは、花のように美しい神さまだったそうですね。
一説では、「木(こ)の花」が桜、「咲耶(さくや)」が咲くをさし、「さくや」という意味が転じて、花そのものを「桜(さくら)」と呼ぶようになったとも言われています。
そのため、木花咲耶姫をお祀りする神社の多くは、桜をご神木としているそうです。
そして、木花咲耶姫は、縁結びや安産・子育ての神様として祀られています。

溶岩があって小さな滝があって、プチ登山?!
まず多摩川浅間神社の階段を上がって行くと、社殿までの参道には多数の溶岩が置かれ、「富士塚」のように富士登山を模した造りになっています。
途中、小さな滝もあって、プチ登山気分。
多摩川浅間神社の鳥居をくぐる前に、大祓の祝詞が刻まれたオブジェを回転させてから入ります。
(追記:2020年4月現在、コロナウイルスの感染拡大防止のため、大祓詞のオブジェは触ることができません)
階段を上がりきると、正面には都内唯一の浅間造(せんげんづくり)でできた本殿があります。
浅間造とは神社の建築様式のひとつで、簡単に説明すると、社殿の上にさらに小さな本殿が乗っている造りになっています。
多摩川浅間神社は遡ること鎌倉時代に、源頼朝の身を案じた妻である北条政子が後を追ったものの、わらじの傷が痛み、やむをえず多摩川で傷を治すことに。
そのときに亀甲山(かめのこやま)に登ると富士山が鮮やかに見え、自分の守り本尊である富士山の「浅間神社」に手を合わせ、夫の武運を祈るとともに身につけていた「正観世音像(しょうかんぜおんぞう)」をその場所に建てたことが由来です。
※多摩川浅間神社のHPに、ご由緒が掲載されています
社殿に向かって左手には眼下に多摩川を、そして空気の澄んだ天気の良いときには前方に富士山を遙することができます。
私はまだ浅間神社で富士山にお目にかかっていませんが、いつかお目にかかれるといいな。
2020年4月追記:無事、お目にかかれました!!
夏・秋よりも、冬~春の早めの時間もしくは晴れた夕暮れに見ることができます。

多種多様なお守りと、毎月変わるご朱印
多摩川浅間神社のお守りは、可愛らしいお守りが色々あります。
中でも私が気になったのが、ホイッスルと小さなお守りがついたもの。
小さいお子さんに持たせるといいかもしれません。
あとは、桜の花をかたどったお守りもカワイイ。
神社のお祭りは毎年6月に行なわれ、2019年は6月7日から9日まで。
今年は例年行なわれる宵宮祭・例大祭のほか、神幸祭も行なわれます。
9日の神幸祭では宮神輿が三年ぶりに氏子地域を渡御するとのこと。
注)2020年の例大祭は、コロナウイルスによる影響で中止だそうです
多摩川浅間神社は…
どことなく開放感があって、くよくよした気持ちもパッと明るくなりそうな、多摩川浅間神社。
〒145-0071 東京都大田区田園調布1-55-12
TEL 03-3721-4050
ホームページ https://sengenjinja.info/index.html

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