ラジオでは2019年9月27日(金)Colorful Radioで紹介しました。
パスポートいらない、日本の南国
宮崎県といえば、日本の神話の舞台。
天津祝詞にも「日向(ひむか)の橘の 小戸の阿波岐原に…」と詠まれています。
実際に、江田神社がある周辺は阿波岐原という地名でびっくりしました。
神話のふるさととも言われる宮崎県、初めて降りたっての感想。
南国だわ。(パスポートいらない)
暑いけれど、東京よりは湿度が低かったような気がします。
空が晴れて青いと、本当に南国気分が味わえて、気分リフレッシュ!!
その中でも、「もしかして、日本からどこかへ飛んでしまった?!」と思うほどに南国の異国感たっぷり、そして、島自体が境内というパワースポット、それは…
縁結びのパワースポット、青島神社

昔は島全体が「霊域」とされ、江戸時代まで禁足地だったという青島神社。
山幸海幸神話で、彦火火出見命が 海神宮(わたつみのみや)から帰還した際に青島に上陸して宮を営んだ といわれています。
昔は海岸にある遙拝所からお詣りしていたんですね。
神主さんが藩主に願い出て、一般の参拝が叶うようになったのだとか。
広がる、自然がつくった奇跡

「鬼の洗濯板」と呼ばれる隆起、神社内に生息する熱帯・亜熱帯植物の群生。
これらは、国の特別天然記念物に指定されています。

海幸山幸伝説と、縁結びのパワースポット

海幸山幸の神話は、みなさんも良く知っている民話「浦島太郎」のモデルともいわれています。(古事記にも日本書紀にも載っているそうです)
実はコノハナサクヤヒメの息子たちで、海で漁をしていた兄(海幸彦)と山で猟をしていた弟(山幸彦)が、ある日自分たちの道具を取り替えてみたものの、やはりいつも自分たちがしていることの方がいい、ということで、道具を返そうとしたものの…
弟は釣り針を無くしてしまいました。
どうにも見つけられず途方に暮れていると、 塩筒大神(シオツチノオジ)にアドバイスをもらい、海の国へ。
そこで出会った豊玉姫と結ばれ、しばらく海の国で暮らしていたのだとか。

地上に戻った山幸彦は、海の国で教わったとおり兄を懲らしめたものの許して和解。
そして、子を授かった出産間際の豊玉姫が山幸彦の元に。
出産の時に「見ないでくれ」と言ったのに、山幸彦に見られてしまい、豊玉姫は海の国へ。
代わりに育てに来たのが、豊玉姫の妹である玉依姫。
その子どもは大きくなってから玉依姫と結ばれ、生まれた中のひとりが、初代天皇の神武天皇となったとのこと。
青島神社内の「日向神話館」では、天孫降臨から大和国の平定までを12のシーンに分け、蝋人形を使って展示しています。
(入場料:大人600円、中・高生400円、小学生300円、幼児無料、団体割引や障がい者割引あり)
このような伝説から、あらゆる「和合」、特に縁結びにご利益があるとして、縁結び・恋愛のパワースポットとして主に女性からの人気が高い神社なのです。

そこはまるで原生林の中・元宮にも行こう

本殿に向かって右に、元宮へ行く看板が出ています。
入ってすぐに目に入るのは、たくさんの絵馬がかけられている「祈りの古道」。
それをくぐり抜けると、国の特別天然記念物にしていされている植物たちが、こんにちは。

まるで「ジャングル」?!のように生い茂った原生林群の中を通ると…元宮があります。

その近くでは、「天の 平瓮(ひらか) 投げ」や「産霊紙縒」も。
詳しくはこちら
神話もわかりやすく掲載されています
色々なご神事、そして、お守り
お守りの写真は撮っていないのですが、青島神社のホームページに掲載されています。
https://aoshima-jinja.jp/amulet/
縁結びはもちろん、ねこ守など他では見られないカワイイお守りも。
青島神社へは、JR日南線青島駅から徒歩で

青島神社
住所: 宮崎県宮崎市青島2丁目13番1号
公式ホームページ: https://aoshima-jinja.jp/
JR日南線青島駅からは徒歩10分。
途中、宮交ボタニカルガーデンや色々なお店もあるので、散策しながら向かうのも楽しいかも。
もちろん帰りに寄ってもいいと思います。
そして、やっぱり「海」!!
時期によっては海に浸かることはできないかもしれませんが、できたら海で浄化していきたいものです。

2019年9月27日(金)Colorful Radioで放送しました。