今回は、11月の酉の日に嶺御嶽神社へ行ってきた話。
東急池上線御嶽山駅からすぐ、イオンスタイル御嶽山店のすぐ近くにある神社です。
毎年11月に行なわれる「酉の市」
11月の酉の日には、大鳥神社(鷲神社、大鷲神社など)にて行なわれる「酉の市」。
浅草の酉の寺をはじめ関東各地で行なわれる、江戸時代から続く「開運招福・商売繁盛を願う祭り」。
コロナ前は大賑わいで盛り上がっているところをテレビで見たことがある方もいるでしょう。
※2019年に目黒大鳥神社へ行ったときの写真
2019年、東京に引っ越してから「酉の市」に行くようになりました。
東京の南側・城南エリア(品川・大田・目黒・世田谷)の「大鳥神社」で調べて、行ってみたのが目黒大鳥神社。
主祭神は「日本武尊」。
相殿神は「国常立尊」「弟橘姫命」。
そして目黒大鳥神社は、目黒区最古の神社だそうです。
目黒駅を降りて、春の桜と秋の秋刀魚(目黒のサンマ)で有名な?! 目黒川を越えて進むと見えてきます。
いくつもの熊手の露天が軒を連ね、とても賑わいます。
特に平日の夕方に酉の市があるときは、会社帰りのサラリーマンが連れ立って参拝する姿も。
大鳥神社といえば、和泉国(大阪)の「大鳥神社」が総本宮。
そちらも行ったことがありますが、とてもいいところ。
大阪方面に行くことがあれば、ぜひ行ってみて欲しい神社です。
「酉の市」は関東で行なわれているお祭りですが、大鳥神社のホームページによると11月に行なわれているようです。SNSには掲載されていないので、関東ほど大々的にやっていないのかしら?

改めて、「酉の市」が地元近くで行なわれないかと探してみた
目黒大鳥神社も良いのですが、地元近くにあるならそちらにも行ってみたいと思い、探してみました。
大田区内には、大森にある「大森鷲神社」と御嶽山駅近くの「御嶽神社」(嶺御嶽神社)で酉の市が行なわれるとのこと。
(ちなみに品川区では、立会川駅近くの「天祖諏訪神社」と新馬場駅近くの「荏原神社」で、世田谷区では唯一、明大前駅が最寄りの「大原稲荷神社」で行なわれるそう)
家からの近さやアクセスを考えると、御嶽神社>目黒大鳥神社>鷲神社・天祖諏訪神社という感じでしょうか。
多摩川を渡れば、新丸子駅が最寄りの「丸子山王日枝神社」もあります。
直前まで忘れていたのですが、そういえば前年の11月に御嶽神社前を通りかかったときに「酉の市」の案内が出ていたよなぁ。でも、なぜここで?と思っていたんですよね。
もともと御嶽神社は、長野県の木曽の御嶽神社で修業された一山行者によって現在の御嶽神社になった神社。
酉の市が行なわれるのは「大鳥神社」など日本武尊が祀られていることが多いのでは?と疑問に思っていました。
そこで2021年の酉の市は御嶽神社へ行くことに。
酉の市は、曜日に関係なく11月の「酉の日」に行なわれるので、2021年は11月9日(一の酉)と11月21日(二の酉)。
21日に行けないと困るから、9日に行くつもりにしていたら・・・前日からの大雨が続いて、断念。
改めて、21日に行ってきました。
疑問に思っていたことは、御朱印をいただいたときに一緒に渡された「由緒書き」を見て解決。
以前から、何度か御嶽神社へ参拝に訪れていたものの、本殿右手にあるお社が「大鳥神社」だったということ。
だから酉の市があるわけですね。納得。
お社にはお祀りしている神様についても特に記載がなかったので、「なんだろう?」と思っていたんですよね。
そこが大鳥神社だったのか!!
ふだんは閉められている扉ですが、酉の市の時にはご開帳。
中に昨年いただいた熊手を収めるようになっています。
なかなか、貴重な体験です(恐れ多くて、その写真は撮れませんでしたが)。

商売繁盛の熊手の露店は1店のみ。
昔からこの地元で商売をされている方々から慕われているのが、わかります。
購入時の拍子木もまた、商売繁盛に弾みをつけてくれそうですね。
社号標は「御嶽神社」だけど、ここでも「嶺」がつく
久が原から御嶽山へ向かう道路沿いに「白山神社」と「天祖神社」があります。
それらの神社にも名称に「嶺」と付けています。
(おそらく「呼称」だと思うのですが)
この一帯はもともと嶺村という村で、現在の地名にも【嶺】を使うところが多くあります。
確かに坂も割とありますし、高台になっていますし。
今回、神社でいただいてきた熊手にも「嶺 大鳥神社」と記載されています。
今回は酉の市に行ってきた話でしたが、今度別の機会に「御嶽神社参拝」の話をしようかな。

御嶽神社
〒145-0073 東京都大田区北嶺町37-20
TEL 03-3720-3333
東急池上線 御嶽山駅下車すぐ
(イオン側に進みます)
ホームページ
http://mineno-ontake.com/index.html
Instagram https://www.instagram.com/mineontake3720
【酉の市】とは
Wikipediaによると、「酉の市」とは
例年11月の酉の日に行われる祭。酉の祭(とりのまち)、大酉祭(おおとりまつり)、お酉様(おとりさま)ともいう。埼玉県ではおかめ市(おかめいち)と呼ばれることも多く、一般的には12月に行われる。
Wikipedia 酉の市
とのこと。
酉の日の【酉】は年賀状でおなじみの十二支である【酉】。
日にちにも干支(正式には十干十二支)があり、暦では12日ごとに十二支が巡っていきます。
11月に入ってから最初の酉の日を「一の酉」、次の酉の日を「二の酉」といい、曜日の巡りによっては「三の酉」まである年もあります。
酉の市が行なわれた由来は、お寺と神社で異なりますが、どちらも「商売繁盛」・「開運」・「除災」などを願うもの。
酉の市といえば【熊手】。
熊手を販売する露店が境内に軒を連ねるところもあれば、昔なじみのお店だけが露店を出すだけのところも。
景気づけに露店の熊手を求めてもいいでしょうし、神社で頒布する熊手もいただいても。
ちなみに、露店の熊手は最初小さなものからスタートし、徐々に大きくしていく、もしくは同じ大きさにして「小さくしない」ことが大切なのだとか。
【熊手】は「ものを掻きこむ」ことと、鷲が獲物を掴んで離さないことから、福や富を掻きこむ象徴とされています。
露店の熊手には「指物(さしもの)」と呼ばれる縁起物があり、それぞれに意味や願いが込められているとか。
よくあるのが、「おかめ」「稲穂」。他にも「巾着」「鯛」「七福神」「小判」など、見るからに縁起が良さそう。

関東で行なわれている「酉の市」。
関東にお住まいの方は、次の11月にお近くで行なわれている酉の市を探して、行ってみてはいかがでしょう。
酉の市で有名なところは、浅草の長國寺 や、鷲神社 など。
日本武尊や天日鷲命が本殿または境内の摂社や末社にある神社で、酉の市が行なわれることが多いですよ。
大鳥神社といえば和泉(大阪・堺)。そしてお酉様の本社といえば埼玉の鷲宮神社。
鷲宮神社は、2022年の私にとって恵方になる(はず)なので、一度行ってみたいなと思っています。
放送予定
放送は、12月24日(金)夜20時30分~20時45分
調布FMと、サイマルラジオ、リスラジでもお聴きいただけます。
調布FMは、83.8MHz
調布市・狛江市の全域、 三鷹市・世田谷区・川崎市多摩区・稲城市・府中市・小金井市・武蔵野市の一部で受信可能
受信できない地域では、サイマルラジオまたは リスラジ で「調布FM」を選択し、放送時間にアプリを再生していただくと、お聴きいただけます。
リスラジ → http://listenradio.jp/
サイマルラジオ → http://www.simulradio.info/
